安井謙太郎と出会ったあと
アイドルはエネルギーであって全てではない。
それを聞いてからずっと考えている。
アイドルを全てにするって、どういうコトを指すんだろう。
アイドルを生きがいにするってどういう状態を指すんだろう。
「生きがい」ってなんだろう。
謙ちゃんの この言葉が刺さって、考え方に考えさせられている。
こんなに私の心に刺さったのは、気がつかないうちに私がアイドルを全てにして生きがいにしていたからなんだろう。
確かに 毎日好きなアイドルの事を考えて、一挙手一投足に喜んだり悲しんだり。終いにはあそこが良くなかった、もっとこうして欲しい。そして、勝手にガッカリして。
アイドルは何も悪いことはしていないのに1人騒いで。疲労困ぱいしていたところにアイドル本人からのこの言葉を目にした。
最初はショックだったよ。突き放されたみたいで。ショックでずっと考えた。
でも謙ちゃんが言ってることは正論だよね。
アイドルが全てになって、生活の中心になって、自分自身の実生活がそれに左右される。自分の本当の生活が送れなくなる。そうはならないようにと言ってくれている。
冷たいようで優しい。
これを聞いてから これではいけないと思い、執着して全てにしていた あるアイドルと距離を置くことができた。今では、にこやかに眺めていられる。とってもラクになった。そして前のようにはならないようにと気をつけながら見るようになった。
それは、謙ちゃんを見るときにも同じ。
生きがいにならないように。
やらなければいけない事を投げ出してまで追いかけないように。現実から目を背けないように。
そう、いつも考えている。
謙ちゃんは距離を置くことを教えてくれた
今までとはちょっと違うアイドル。
人の考え方って変わることもあるし、今はどう考えてるのかなと思うこともあった。そんな時、 Zeppのレポの中に「頑張ってないね、アイドルだもん」というニュアンスのものを見つけた。確か最終日のものかな。これを見てこの人は変わっていないと思えた。
以前のインタビューで「アイドルはチャラチャラしていて楽そうと思われていていい」というような事を話していたのを見ていた。その考えが今も変わっていないんだなと感じた。
安井謙太郎の信念が変わっていない事を確信したよ。
そのアイドルとしての変わらぬ信念について行ってみようと思ったよ。
今までとは違うところに戸惑いながらも。
愛と音と一緒に。